零下10度の世界への旅 中国編17 故宮探訪その5「清韻堂」にて

 寧寿宮の一角に、「清韻堂」という骨董品のコピー商品を売る店がある。

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 ツアー客一行はそこに入った。

 ここの売りは「溥儀の甥」「中国の国宝級」の書家が「ボランティア」で書の実演販売を行うことであるが、今日は、人間国宝?の方が書を書いて、それを即売していた。


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  この書は寿の文字だが、1枚1万円で売っていた。掛軸付きで、2万円。

 僕は買う気にもなれなかったが、ツアー客の
うち二人くらいは買ってたようだ。 


 僕の伯父さん夫婦が中国に旅行して、ガイドがショッピングにばかり連れて行ってさっぱり面白くないと言っていたが、こんなとこばかり案内されていればそう思う。

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 今回のツアーは、僕は金妙珍の顔を立て、日中友好のために、物事をいい風に解釈して、旅を楽しんで行きたいと心に決めていた。

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