耽羅紀行(済州島の旅) その18 ラマダプラザホテル済州の周りを散策

 20014年4月15日(火)の朝となったが、ラマダプラザホテル済州での最初の夜は快適だった。
 白州(サントリーウィスキー)の水割りが効いたせいか、朝まで一直線だった。
 
 2連泊するラマダプラザホテル済州は2003年7月にオープンしたばかりで、遊覧船をモチーフに設計された済州市内の大型特1級ホテル。

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 玄関を出ると時間はちょうど朝日が昇り始めるところで、僕の父親が機嫌のいい時に歌っていた「真っ赤に燃える太陽だから・・・・」というような情景そのものの豪快な済州島の日の出が待っていた。

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 ラマダプラザホテル済州は中も外も豪華、写真右端が玄関である。
 済州空港と済州港から5分の済州市内にあるのでアクセスが便利で、ホテル内には、レストランやカジノ、フィットネスセンター、プールまで揃っている。
 客室は全部で380室で、スーペリア、デラックス、オンドル、スイートがあり、用途に合わせて選ことができる。
 全室シャワーブース付きで、バスルームからも山や海の眺めが楽しめる。

 今日のホテル出発は午前8時10分、それから市内のレストランで朝食となる。
 現在の時間は午前7時頃、時間はたっぷりあるのでホテルの周りを散策することにした。

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 ホテルの左手には庭があり、庭の後方には済州海峡の海が広がっている。
 この大きな石像はトルハルバン、済州島の方言で「岩爺さん」を意味し、島の守り神であり、島のシンボルでもある。
 トルハルバンの鼻を握って願いを唱えるとその願いは叶えられると言われているので、さっそく実行してみた。(願い事は、旅行中は、雨よ降らないで!!というものだったが、結果として、トルハルバンは僕の願いを聞いてくれた。)
 庭を横切り、海沿いに続いている散策路に上がった。
 散策路の正面には済州海峡の海が広がっているが、左手を見るとなだらかな姿の山が薄ぼんやりと見えた。


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 この写真正面の山が漢拏山(ハルラさん)、標高1,950mの韓国最高峰である。
 漢拏山は済州島で一番の神であり、この山が見えることは年間60日くらいとのこと。
 僕等のツアーは昨日も漢拏山を見たし、今日も漢拏山を一日見る事ができそうで、どうやら済州島の神々には歓迎されているようである。


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 引き続き、海岸の散策路を歩いて行く。
 この通りはホテルの裏通りであるが、済州海峡に面していて海が見えるということで、宿泊料金はこちらの方が高く設定されている。

 国際色豊かな時代今の時代、目の前の通りを快調に歩いていく三人の女性がいるが、彼女らが中国人かマレーシア人かベトナム人かそれとも韓国人なのか、どこの国の人か見分けられない。
 
 東アジアの方々や東南アジアの方々は新富裕層となられた方も沢山おられる訳で、悠々と外国旅行を楽しめる層も近年はどんどん増加している。


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 昇ってくる朝日の中の散策は、空気も景色もおいしく、どんな豪華なホテルよりも贅沢。

正面の太陽はあくまでも眩しく視界を染め、遠い昔の人々が太陽を神と考えた理由が解るような気がした。
 我々は太陽からエネルギーを貰って日々成長し、そのことは途切れることなく永遠に繰り返されてきた。
 太陽信仰はどこの国でもあるが、降り注ぐ太陽エネルギーを全身に浴びていると、太陽は神であると確信したくなる。

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 ホテルをかなり過ぎた所で歩くことをやめ、後ろを振り返ると、ラマダプラザホテル済州の美しい全景があった。

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