吉備王国へのみち その22 高梁ほっとカフェ
天守から降りて、最後に国の重要文化財に指定されている天守の北側に建っている二重櫓を見ていくことにした。
二重櫓は、天守と同じく本丸より一段高い本丸上段の北側、岩盤の上に石垣を築いて建っていて、小天守にも相当する櫓である。
外観は下見板張りで、南北に二カ所の庇付き出入口が、二階に庇付きの出窓があり、「菱型格子」が嵌まっていて火縄銃の銃口に併せた幅がとられており、窓の横には箱狭間を見ることができる。
二重櫓をざっと見たあと、大急ぎでふいご峠の観光タクシー発着駅まで戻った。
黄⇓の11時40分の便に乗って、12時前に備中高梁駅に再び戻った。
昼飯時となったので、JR備中高梁駅に隣接する「高梁ほっとカフェ」で昼食とした。
高梁ほっとカフェは備中高梁駅(高梁市図書館)の1階にあり、まちに住む方はもちろん、ビジネスや観光などで高梁を訪れるさまざまな方にも楽しんでいただける店とのこと。
高梁ほっとカフェでは、特製のカレーやフォー、高梁や岡山の名産フルーツを使ったスイーツやシェイク、各種ドリンク、お酒などが楽しめる。
食べたのは、ビーフカレーとスパイシーチキンカレーのハーフ&ハーフで、値段は750円だったが、値段の割に美味しく感じた。
食事後、城下町高梁を少し歩いてみた。
まず、⑥の高梁市郷土資料館に行き、それから紺屋川美観地区を散歩することにした。
高梁市郷土資料館は岡山県高梁市向町にある市立郷土資料館で、1978年に郷土資料館として開館した。
1904年竣工の建物は「旧高梁尋常高等小学校本館」の名称で高梁市の有形文化財に指定されている建物である。
建物は日露戦争中の1904年に高梁尋常高等小学校本館として建設された洋風木造建築で、地元の臥牛山の国有林から採れた、柾目で節がない良質な樅材を用いて建てられた。
1階は職員室や生徒控室などであり、2階は講堂である。
講堂には桃山風の二重折上格天井が用いられていて、一般教室は南側(後に高梁市立高梁中央図書館が建った)や北側に接続していた。
昭和47年に明治期の代表的な建築物として保存されることとなり、市民の協力によって収集された江戸時代から昭和初期にかけての生活用具など、3000点を展示し公開している。
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