2012年に旅したオホーツク街道の続き その28 釧路から塘路まで  

 これから、釧路川沿いの釧網本線と並行して走る国道391号線を行き、途中で釧路湿原やクッチャロ湖や摩周湖を見て、それから今夜は斜里町に泊る予定である。

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 まず、塘路まで行く。

 釧路駅から塘路駅まで26.5km、時間にして40分ほどの距離である。

 走行方向の左手に、雄大で広大な釧路湿原が広がっている。

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 釧路湿原は釧路平野に位置する日本最大の湿原で、面積は約2万6000haあり、大半は川上郡標茶町と阿寒郡鶴居村、釧路郡釧路町に属している。

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 湿原の中を釧路川が大きく蛇行しながら流れていて、湖の東側には塘路湖、シラルトロ沼、達古武湖、エオルト沼、ポン沼、サルルン沼が並び、湿原の中にも小さな湖沼が点在するほか、泥炭層の小さな穴に水がたまって底なし沼状になった谷地眼(やちまなこ)が各所に点在する。

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 途中、達古武湖で小休止してから塘路駅に午前9時頃到着した。

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 塘路駅は塘路湖の近くに位置し、タンチョウやアオサギ・オジロワシなど貴重な生物が垣間見られることで知られている。

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 蒸気機関車が牽引する臨時普通「SL冬の湿原号」のほか、トロッコ風列車である臨時普通「くしろ湿原ノロッコ号」が停車する。

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 釧路川で盛んなカヌー下りの始発地点にも近い駅である。

 ここから近くの塘路湖を見にいった。

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 塘路湖は海の後退による海跡湖だが淡水湖で、湖の名前は、アイヌ語の「ト・オロ」(湖の所)に由来している。

 塘路湖を見たあと、また国道391号線に戻って北上を開始した。

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