奈良大和路散歩(2016年の旅) その29 元薬師寺跡、神武天皇陵等を見学

 昼に近づくにつれ、ますます気温が上昇し、レンタサイクルをこぐたびに汗が吹き出る。

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 これから藤原京を後にして、イ;本薬師寺(元薬師寺)、ロ;橿原神宮、ハ;神武天皇陵の順で見て回り、その途中の適当なところで昼食とするよていである。

 まず、赤字イの元薬師寺跡に向かった。

 ここはわかりにくいところで、何回か方向を見失いながらも15分ほど走り回って元薬師寺跡に辿り着いた。


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 元薬師寺は藤原京の薬師寺と呼ばれた寺院で、後に持統天皇となる皇后の病気平癒を祈って天武天皇が建立を誓願した官寺である。

 平城京遷都で薬師寺が西ノ京に移ると、西ノ京の薬師寺と区別するために元薬師寺と称されるようになった。

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 現在は、橿原市城殿町の医王院の境内に伽藍の遺構のうち金堂の礎石の一部が残り、東塔や西塔の土壇および心礎などの礎石が周囲の水田に残存している。

 ここを見て、次にロの橿原神宮に向かった。

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 その途中の畝傍御陵駅前にある食堂で、生姜焼き定食+餃子を頼んだが、ご飯と唐揚げのカタマリは食べきれなくて残した。

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 そして橿原神宮である。

 ここは記紀において初代天皇とされている神武天皇を祀るため、神武天皇の宮(畝傍橿原宮)があったとされるこの地に、明治天皇により1890年に創建された。

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 橿原神宮は境内が広いうえに日光を遮る建物が少なく、暑いを通り越して熱いと叫びながらの見学となった。

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 建物の中に入っていろいろ見学したが、特に日本書紀に書かれた神武天皇東遷の図を興味を持ってながめた。

 神武天皇は、その存在すら不確かな、神話の世界の人間である。

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 次に5分程走って、その神話の世界の人間である神武天皇を祀った天皇陵に行った。

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 天皇陵に着くまでの道中が非常に長く、レンタサイクル走行は禁止なので、ここも熱い熱いと言いながら歩いた。

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 そして天皇陵の入口に到着である。

 陵は畝傍山の北東の麓にあり橿原神宮に北接していて、円丘状となっていて周囲は約100mあり、高さ5.5mの広い植え込みがある。

 ただ神武天皇自体が神話の人でもあり、天皇陵の位置も諸説飛び交っているようである。

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