茄子 派手さを隠しながらいろんな料理に使える野菜
原産地はインド、そこから世界に広がった。
原産地といわれるインドでは「王の野菜」とよばれるほどの重要な野菜。
暑いほど生育がいいので、日本でも南のほうが大生産地となっている。
茄子に関する豆知識あれこれ
初夢の縁起物として三番目に挙げられる(三なすび)。
お盆には故人の霊魂がこの世とあの世を行き来するための乗り物として、ナスを牛に、キュウリを馬に見立てた「精霊馬」を作る。
「秋茄子は嫁に食わすな」という諺があるが、その意味については諸説ある。
花が自家受粉するので咲けば必ず実がなることから、「親の意見と茄子の花は千に一つも仇はない」という言葉もある。
主に顔が長い人のことを「ナス」や「なすび」のあだ名で呼んだりする。芸人のなすびの芸名も、元々はあだ名だった。
人を馬鹿にする時に「おたんこナス」や「ぼけナス」という。
「おたんこナス」の語源には諸説あるが、前者は「出来そこないのナス」、後者は「色がぼけて(褪せて)まずそうなナス」を意味するという説もある。
ナスと毒きのこを一緒に煮れば、毒きのこの毒が抜けるという昔からの民間伝承があり、ひと昔前はきのこ狩りのガイドブックにもまことしやかにその旨が記されていた。
しかし、科学的には誤りであることが明白であり、現在は逆に「迷信であること」がきのこ狩りのガイドブックに必ずといっていいほど記されている。
初夢の縁起物:「一富士、二鷹、三茄子」
お盆の期間中には、故人の霊魂がこの世とあの世を行き来するための乗り物として、「精霊馬」と呼ばれるキュウリやナスで作る動物を用意する。4本の麻幹あるいはマッチ棒、折った割り箸などを足に見立てて差し込み、馬、牛とする。キュウリは足の速い馬に見立てられ、あの世から早く家に戻ってくるように。ナスは歩みの遅い牛に見立てられ、この世からあの世に帰るのが少しでも遅くなるように、また、供物を牛に乗せてあの世へ持ち帰ってもらうとの願いが込められている。
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