釣り師ジュンチャンと世界を巡る 第33回はデンマーク
デンマークは北ゲルマン民族の国でスカンジナビア三国と一緒に括れる国で、南ドイツに接している以外は周囲を海に囲まれたバイキングたちの国でもあり、また有名な童話作家のアンデルセンもこの国の人です。
デンマークは北ゲルマン民族の中のデーン人が定住して作った国ですが、フランク王国の「デーン人辺境区」という意味のデーンマークから、現在のデンマークとなりました。
(同じ意味では、オストマーク(東部辺境区)が変化して国名となったオーストリアがあります。)
ちなみに、首都のコペンハーゲンは商港の意味で、現代デンマーク語ではケーベンハウン(商港)、英語読みで、コペンハーゲンとなります。
ユトランド半島ばかりが目立ちますが、首都のコペンハーゲンはスカンジナビア半島に密接しているシェラン島にあり、文化的にも北欧圏となります。
ところで、アンデルセンの童話の中で一番印象に残っているのは「マッチ売りの少女」です。
おおみそかの晩に幸せ?に包まれながら死んでいく薄幸の少女の姿は、少年時代のアンデルセンの姿であり、彼の自画像とその時代の願望がこの童話を書かせたとか。
北欧のメルヘンな世界を大人の立場で、再度味わいたいものですネ。
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