津軽街道をゆく(2013年の旅) プロローグ

司馬遼太郎の「街道をゆく」は、司馬遼太郎自身が「もし自分の仕事の中で後世にまで読み続けられるものがあるとすれば、それは街道をゆくになるのだろう」と語っていたという程のもので、唯の旅行記ではない。

「街道・みち」に視点を傾けることで日本そして世界の歴史を展望、最終的には「日本とは何か、日本人とは何者か」という司馬遼太郎の永遠のテーマを自らの足で探検していった、旅の中で考え、旅の中で発見し、旅の中で彼自身も成長を続けてきた未完の大作である。

「司馬遼太郎の 街道をゆく」43巻の中身の旅をセレクトして、1年にほぼ3回実施してそれを10年間行うという、「司馬遼太郎とゆく10年の旅」の計画を、このように作成した。

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この旅の中で、「日本とは何か、日本人とは何者か」、司馬遼太郎がライフワークとした永遠のテーマを、この10年を掛けて、自分の足と五感を駆使して探ってみたいと思って旅に出た。

「司馬遼太郎の街道をゆく」を真似ての10年がかりの旅、「津軽街道をゆく(2013年の旅)」はその「二年目の秋の旅」である。

僕の「司馬さんと街道をゆく10年の旅」は、旅をして翌年までほぼ1年がかりでその旅をブログ化するので、普段は前年旅した三街道を週一ペースで更新していくことになる。
 ブログ作成とは別に、今年旅する三街道の準備に入り、春・夏・秋に1週間~10日間くらいの旅に出るという流れとなる。

 毎日が前年の旅と今年の旅の計画・実行・ブログ化となるので、1年中頭の中は旅のことでいっぱいとなる。

 最も「旅するように人生を生きてみたい」という願いが、ロシア(当時はソ連)を旅した学生の頃からあったので、考えてみれば今の人生は自分の思い通りの幸せな人生である。
  
 さて、今年の「津軽街道をゆく」は旅の企画や宿の手配を7月頃から始め、旅の出発を9月26日、旅の終了を10月7日とした。

 2011年3月11日の東日本大震災以後も、この国には頻繁に天災が到来し、僕の旅でさえも、台風のご機嫌を伺いながらの旅となっている。
 1年目も2年目もそういうことになった。
 では、今年の秋の旅の計画を紹介する。

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  このような計画に沿って旅をするつもりである。
 ただ、天候とか諸事情で変更があると考えているが、宿泊先については変更しないつもりである。
 1日のスタートの朝食だけはしっかり食べようと、ほぼ朝食付きのプランを設定した。
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  旅行費用は、当初の予算の15万の範囲内に収めるつもりでいる。
  それでは、「2年目の秋の旅」のスタートである。

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