2018年6月2日 「神の意に沿う6月」の釣り 女川 その1 「タロウさん淵」まで
5月の後半、四国に2週間ほど旅していて、その間釣り師を廃業していた。
四国の旅のワンシーンだが、憧れの四万十川の、この川随一の絶景ポイントとなる岩間沈下橋は、去年の秋に大型車が通過した後に橋の一部が破損欠落したということで、通行止めとなっていた。
四国の絶景をたっぷり楽しんできたところで、6月からまた「釣り師ジュンチャン」再開である。
あの開高健は、あのモンゴルで、歴史に残るイトウ釣りを2年に渡って試みたが、2回目のイトウ釣りの時期が「神の意に沿う6月」と開高健が表現していた6月であった。
結果は、神の意に沿う季節(6月はイトウの婚姻の季節で、彼らは浅場に群がっている。)ということで、前の年に「テングリの神が貧しい釣り師を憐れんで、最後に1回だけ微笑んで、恵んでくれたあの1匹」のイトウだけでなく、この年は簡単にイトウに出会え、それをかなりの数ゲットしたのである。
イトウ釣りに限らず、僕の楽しんでいるヤマメ釣りも、実は釣るには一番いいのが6月のこの季節で、川の淵に潜んでいた山女は浅場に出てきて、彼らは日がな1日忙しく泳ぎ回り、上流から流れてくるエサに夢中になって食いつくのである。
そんな6月に期待して、渓流釣りの再開である。
2018年6月2日、今回は女川の「タロウさん淵」をまず釣ってみた。
釣りの前に「タロウさん淵」を眺めながらの恒例のアウトドアでの朝食、今日のメニューは海苔弁と有明海の海藻入りみそ汁、食後にはいつものUCCコーヒーである。
今日の主役はこのUCCコーヒー、絶景を見ながら飲むUCCコーヒーはどんな贅沢な飲み物も敵わない最高級品となる。
幸せな釣師となったところで釣りの始まりである。
まず最初の入渓は、この「「タロウさん淵」である。
この淵は近づいてみると大迫力の長さを誇っていて、今は水も引いていて淵自体はほとんどの地点で50cm程の深さであった。
この淵からは山女は出なかったが、淵の右端の長さ10m程度の深みとなっている場所から、ほとんど入れ食い状態で山女がでた。
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