サロベツ川 その1 イトウ釣りの旅の始まり

 イトウ釣りの基地となるホテルへは午後4時頃に入った。

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 北海道天塩郡天塩町のビジネスホテルであるサンホテルである。
 住所は、北海道天塩郡天塩町新栄通1丁目2759-1。

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バス・トイレ付きの部屋は出来てから幾らも経ってない様子で小奇麗だった。
 素泊まりで1室4500という料金は、妥当なところだろう。

 ホテルのオバサン(ママといったほうがいいかも)にイトウ釣りで来たと言うと、先日もそういう客が2〜3日泊まって行って、イトウも釣って行ったという話をしてくれた。

 サロベツ川でのイトウ釣りの基地としては小奇麗過ぎるが、釣り場には30分程度で到着出来るので、ベストでは無いがベターな選択だと思えた。
 着替えるのが億劫になり、下着姿のままで明日の釣行予定地の地図を出して、釣り場の細部に渡って入念に検討した。

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  まず、赤①の音類橋付近に車を付ける。

  ここでは大型のイトウが狙えるという。また、支流のオンネベツ川もイトウのポイントとして有名とのこと。
 続いて赤②のパンケ沼に車を付ける。
  ここあたりはもうサロベツ原野の中で、沼の最深部は4m位あり、主にイトウを釣ることが出来るとのこと。
 それから赤③の開運橋付近に車を付ける。
  ここあたりは川幅があり水量も豊かで、開運橋付近の放水口付近でイトウが狙えるとのこと。
  ここまでやって予定した時間がオーバーするだろう。
  何せ例の台風の動きが気がかり、午後2時には稚内に着いていたいと思った。

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