石狩川への旅 その10 石狩川河口到達!!
北海道での1日目は小樽グリーンホテル別館で宿泊した。
もちろん、素泊まり3500円の料金に惹かれてのこと。
料金を考えなければ、運河前の絶好のロケーションに立っている洋風建築の美しい建物である「ホテルノルド」とか、小林多喜二が勤務していた旧北海道拓殖銀行小樽支店を利用しているビィブラントオタルホテルとか、はるかノスタルジーの綾瀬慎介が泊まっていた小樽グランドホテルとかで泊まってみたかったが、なにぶん貧乏旅行なのでそういう訳にもいかず、ネットで検索してシングルルーム素泊まりの最安値のここに決め予約しておいた。
駐車場所はホテルの真ん前の露天で安全性が心配だったが、利便性はしっかりあった。
もちろん、素泊まり3500円の料金に惹かれてのこと。
料金を考えなければ、運河前の絶好のロケーションに立っている洋風建築の美しい建物である「ホテルノルド」とか、小林多喜二が勤務していた旧北海道拓殖銀行小樽支店を利用しているビィブラントオタルホテルとか、はるかノスタルジーの綾瀬慎介が泊まっていた小樽グランドホテルとかで泊まってみたかったが、なにぶん貧乏旅行なのでそういう訳にもいかず、ネットで検索してシングルルーム素泊まりの最安値のここに決め予約しておいた。
駐車場所はホテルの真ん前の露天で安全性が心配だったが、利便性はしっかりあった。
夕食は小樽グリーンホテル本館横の若寿司で刺身定食1200円を食べ、ビールはここで飲むと高く付くのでホテルに帰ってから缶ビール(350ml)1本を飲んで安く済ませた。
3500円のシングルルームはカーフェリーのセミダブルルームと同じくらい狭かったが、トイレも風呂も付いていて結構快適で、貧乏旅行には十分すぎた。翌日は予定通り5時起床、6時出発となった。
最初の目的地は石狩川の河口、そこから石狩川の流れにほぼ沿いながら旭川まで行く予定である。
宿は旭川周辺の東川町にある登山者用の簡易宿舎「ピーダッシュガーデン」、ここに無事到着するのは午後5時以降の予定。
それまでに、河口部に足跡を印し、司馬遼太郎が「街道を行くシリーズ」で歩いた「北海道の諸道」のいくつかに到達し、そこを歩き、それから旭川へ向かい、出来れば旭川を流れる石狩川の支流で、ほんの少しでも渓流釣りの真似事が出来れば、この日の旅の目的は達成となる。
見知らぬ土地はナビ走行に頼っているので、ナビが間違うと大変なことになるが、そういう事態にはならず、ほぼ順調に走行出来、石狩川河口部へは小樽から1時間半くらいで到着した。
石狩川の河口部には広大な砂丘地が広がり、海岸植物の繁茂する草原を形成している。
植物の種類は本州とは多少違っているのだろうが、素人目では新潟市の海岸部に生息している植物群といくらも変わらないように見える。
川の右岸・左岸は川の流れていく河口部に向かって右か左かで決める訳だが、今居るところは川の左岸であり、ここからでは石狩川の河口部分への到達は出来ないと、ここら辺を散策中の70前後のお年寄りに言われたので、川を一端もう少し上流部まで遡り、川の右岸に出て、そこから河口部を目指した。
石狩川の河口部左岸も手付かずの自然に溢れている魅力的な場所だったが、石狩川の河口部右岸も同じように魅力的な風景の連続で、たびたび車を停車して1枚の絵のように見える観光写真にも使えそうな風景を撮影した。
左岸から見た小さな赤い小屋と白と赤の煙突が逆方向からでも、風景のアクセントとして役に立っている。
この辺までは河口部はちゃんとした舗装道路になっていたが、ここから少し先になると葦などの繁茂する原始の様相を呈した石狩川となり、河岸から河口への接近は不可能となる。
もうこれ以上行けなくなったかなというところで現れたのが、この現地人のようなおじいさん、このおじいさんの案内で、僕は無事石狩川の河口を極めることが出来た。
石狩川の河口部は、河岸では無く海から攻めないと到達できない場所だった。
ここの海は流木に満ちていて、ここでテントを張って焚き木でもして過ごすと快適だろうなと感じた。
ただ、温暖化が進んでいるとはいえ9月下旬の北海道の海である。鰊ももう来なくなっていることだし、実際は寂しい海である。
この石狩川河口に、2010年9月20日月曜日午前8時半頃、無事足跡を残した。
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