吉備王国へのみち その37 大原美術館本館
それでは、大原美術館に入っていく。
大原美術館は近代美術の豊富なコレクションを誇る美術館で、「本館」「分館」「工芸・東洋館」3つの建物に分かれていて、ピカソやモネ、ムンクといった著名な芸術家の作品を鑑賞することができる。
まず、本館から入っていく。
本館の目の前には「考える人」や「地獄の門」といった作品で知られるオーギュスト・ロダンの作品が展示されているが、この作品はパリにあるロダン美術館で作られたもので、戦時中の鉄不足によって回収されそうになったこともある。
ここの本館には、モネ、エル・グレコ、ピカソ、ゴーギャンなどの作品が展示されている。
美術館所蔵品の中核をなす作品の多くは、1920年から1923年の間に児島虎次郎によって、フランスの首都パリにおいて主に収集された。
大原美術館といえばやっぱりこの「モネの睡蓮」で、児島虎次郎が晩年のモネ本人から直接お願いして購入したこの絵は、繊細で柔らかなタッチで、日本の浮世絵の大胆な構図や色彩の影響を受けたといわれている。
アトリエに日本庭園を造ってしまうほどに日本を愛したモネの旧宅から譲り受けた約50株のスイレンが、大原美術館中庭の「モネの睡蓮の池」に咲いている。
このスイレンは、2000年の美術館開館70周年を記念して印象派の画家クロード・モネのフランスの自宅から株分けされたもので、モネの代表作「睡蓮」のモチーフとなった花でもあり、ここでは5月中旬から咲き始めたという。
次に、エル・グレコの代表作として知られる「受胎告知」である。
この絵は、日本にあるのが奇跡のようなもので、聖書に出てくる神秘的な場面を力強く表現している。
なんと国内でエル・グレコの作品が見れるのは国立西洋美術館と大原美術館だけで、多くの方がこの「受胎告知」を見に来るために来るのである。
エル・グレコの『受胎告知』は、大原美術館のこの作品の他に、とてもよく似た作品があと3点ある。
まず、ブタペスト国立西洋美術館の『受胎告知』である。(1595 エル・グレコ)
次に、オハイオ州トレド美術館の『受胎告知』である。(1600 エル・グレコ)
最後に、サンパウロ美術館の『受胎告知』である。(1600 エル・グレコ)
ほぼそっくりであるが、大原美術館の『受胎告知』の聖母マリアにだけに星の冠がある。
大原美術館は近代美術の豊富なコレクションを誇る美術館で、「本館」「分館」「工芸・東洋館」3つの建物に分かれていて、ピカソやモネ、ムンクといった著名な芸術家の作品を鑑賞することができる。
まず、本館から入っていく。
本館の目の前には「考える人」や「地獄の門」といった作品で知られるオーギュスト・ロダンの作品が展示されているが、この作品はパリにあるロダン美術館で作られたもので、戦時中の鉄不足によって回収されそうになったこともある。
ここの本館には、モネ、エル・グレコ、ピカソ、ゴーギャンなどの作品が展示されている。
美術館所蔵品の中核をなす作品の多くは、1920年から1923年の間に児島虎次郎によって、フランスの首都パリにおいて主に収集された。
大原美術館といえばやっぱりこの「モネの睡蓮」で、児島虎次郎が晩年のモネ本人から直接お願いして購入したこの絵は、繊細で柔らかなタッチで、日本の浮世絵の大胆な構図や色彩の影響を受けたといわれている。
アトリエに日本庭園を造ってしまうほどに日本を愛したモネの旧宅から譲り受けた約50株のスイレンが、大原美術館中庭の「モネの睡蓮の池」に咲いている。
このスイレンは、2000年の美術館開館70周年を記念して印象派の画家クロード・モネのフランスの自宅から株分けされたもので、モネの代表作「睡蓮」のモチーフとなった花でもあり、ここでは5月中旬から咲き始めたという。
次に、エル・グレコの代表作として知られる「受胎告知」である。
この絵は、日本にあるのが奇跡のようなもので、聖書に出てくる神秘的な場面を力強く表現している。
なんと国内でエル・グレコの作品が見れるのは国立西洋美術館と大原美術館だけで、多くの方がこの「受胎告知」を見に来るために来るのである。
エル・グレコの『受胎告知』は、大原美術館のこの作品の他に、とてもよく似た作品があと3点ある。
まず、ブタペスト国立西洋美術館の『受胎告知』である。(1595 エル・グレコ)
次に、オハイオ州トレド美術館の『受胎告知』である。(1600 エル・グレコ)
最後に、サンパウロ美術館の『受胎告知』である。(1600 エル・グレコ)
ほぼそっくりであるが、大原美術館の『受胎告知』の聖母マリアにだけに星の冠がある。
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