耽羅紀行(済州島の旅) その36 オールインハウス発見

 いよいよオールインハウス入口である。

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 ヤンガイドがバスに11時20分までに戻ってきてと僕らに伝え、ここから30分程の時間でオールインのロケ地を見学となる。

 これから、この丘を登って行く。

 僕はオールインの話を全24話しっかり見ていて、主人公のキム・イナと恋人のスヨンさんの話にのめり込みながら、この冬を過ごしていた。

 話の主軸はキム・イナとスヨンさんの恋物語で、それにギャンブルと喧嘩が加わって、毎回ドキドキの話に仕上がっていた。

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 この丘にいる人は国もいろいろだが、服装も半袖もいれば厚手のコートの人もいて、季節がいつなのかもわからない。

 だが、今は間違いなく4月中旬、春の済州島の風景である。

 1日目と2日目は天候に恵まれほぼ晴天となったが、3日目の今日は雨は降らなかったが雲の多い一日となり、3日間の中では一番天候に恵まれず、写真もそれなりとなった。

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 そして、ついに進行方向左手にオールインハウスが見えた。

 ドラマの重要な場面で何度も登場するソプチコジに建つこの教会は、もともとセットで作られたもの。

 撮影後しばらくはそれを見に訪れる人でにぎわったが、台風で壊れたのをきっかけに一旦撤去、その後2005年には「韓国初のドラマ記念館 オールイン・ハウス」として再建された。

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 ここはドラマを見ていない人にはまったくただの教会だが、ここでスヨンさんが修道女として働いていて、その隣にキム・イナが自分の家を立て、「一部屋やるから一緒に住まないか」とキメゼリフを言ったりする場所である。

 ドラマを思い出して、ついこみ上げてくるものがあったので、ここでツアーの同行者に頼んで記念撮影となった。

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 こんな写真が撮れたが、やはり作り物の合成写真。

 でも、気持ちはこんな感じだった。

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