釣り師ジュンチャンと一緒に日本一周の旅に出よう 今日は九州で最初の福岡県( ^)o(^
福岡と言えば、博多ラーメン、関門海峡、有明海のムツゴロウ、三池炭鉱などが思い浮かびます。
釣り師が一番先に思い浮かべるのは
東風吹かば にほひおこせよ 梅の花 主なしとて 春を忘るな
この歌で有名な菅原道真、そして大宰府天満宮です。
福岡県は中国大陸や朝鮮半島に近いという地理的条件の影響を受け、古代より日本の外交の拠点であり、人と文化の玄関口として多くの交易または侵略の歴史を持っている地です。弥生時代には稲作が日本で最初に伝来した地といわれていて、あの「魏志倭人伝」によれば、現在の福岡市西区・糸島市の辺りに伊都国が存在し、現在の福岡市博多区の辺りに奴国が存在したと伝えられています。
奴国については、江戸時代に志賀島の農民により金印が発見されて実在が確認されています。
また、女王卑弥呼が統治した邪馬台国が、福岡県を含む北部九州に存在したとする説もあります。(ちなみに釣り師は邪馬台国畿内説です( ^)o(^ ))
天智朝の初め頃、白村江の戦いに敗れて後、唐・新羅の連合軍が来襲するとして九州の防備を固めるために大宰府が置かれました。
この太宰帥の大伴旅人邸で、新元号「令和」の出典のもととなる「万葉集の梅花の歌32首の序」に関係する宴が開かれたのです。
天平二年正月十三日 萃于師老之宅、申宴会成、于時、初春令月、気淑風和、梅披鏡前之粉、蘭薫珮後之香
(天平二年正月十三日 師の老の宅に萃まりて宴会を申く。時に初春の令月にして、気淑く風和ぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫らす。)
「令和」はこの序文の中の、「時に初春の令月にして、気淑く風和ぎ」から取ったもので、意味は「あたかも初春のよき月、気は麗らかにして風は穏やかだ。」
となります。
皆さんは、福岡県と聞いて何を思い浮かべ、どこを旅してみたいですか。
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