思い出の中の川 第3回 関川村A沢

 第3回は、2004年6月27日に釣行した関川村A沢である。
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 季節は既に夏で、梅雨時期の晴れ間をぬっての釣りで、一面緑の田んぼの畦道に、ピンク色の可愛い花が咲いていた。
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 A沢を抱える森は、一層緑の色を濃くして深くなっていく。
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 この沢で尺岩魚を釣ったのは2002年5月19日に釣った33cmが初めてであるが、この日この沢で2匹目の尺岩魚を釣り上げた。
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 体長を計ってみたら、32.5cmあった。
 この岩魚は長期間釣り師の冷蔵庫に冷凍保存されて、正月用に燻製処理され、御節の御馳走の一品になった。 
 翌年の2005年4月9日に、同じA沢に釣りに出かけた。
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 旧女川村の霊峰光兎山の残雪はまだまだ多いが、この辺りのA沢には既に雪はない。ただ、この沢の奥にはまだ残雪が残っていて、残雪を踏み越えてA沢の奥に入った。
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 尺に少し足らない29cmの岩魚がさっそくかかってくれた。 
  この岩魚を先頭に、A沢の奥から気持ちいいほど岩魚や山女が釣れた。
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 釣りを終わって結果を見れば、岩魚5匹山女1匹の嬉しい釣果となっていた。
 この岩魚や山女はすぐに腹を裂いて、残雪をクーラーボックスの中に保冷材の代わりに入れて持ち帰って、そのまま冷蔵庫に入れた。 
 何日間か、釣り師の晩酌の肴となった。

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