石狩川への旅 その15 P-DASH-GARDENにて

美瑛を流れる美瑛川は名前には似ず濁った川だった。

 ここでイクラを餌にして30分ほど釣ってみたが、当りも無く魚の居る気配も無かった。

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美瑛の帰り道、237号線は非常に混みあっておりかなりの渋滞となった。

 今日の宿泊先であるP-DASH-GARDENはナビにも載ってない場所なので、余裕をみて辿り付きたかった。 

 だが最悪にも石狩市厚田で、持参したインターネットでの資料を置き忘れて来ていたので、宿までの情報が電話番号のみという最悪の事態となっていた。
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この地図を無くしたために、道の駅ひがしかわ「道草館」でなんとかP-DASH-GARDENへの道を教えてもらった。

 縦横にやたら真っ直ぐで長い道を、まず右に曲がって直線3km、信号があるのでそこを左折、さらに3~4km進んでまた信号があるのでそこを右折、そこを真っ直ぐ行くと養護学校があるのでそこを左折・・・・というような大雑把な教え方だった。

 教えてくれた女店員さんも、目安になる物がほとんどないので仕方がないとのことで、わからなくなったらそのあたりの人に聞いてくれという程度の教え方。


 ナビも地図も無い中、やっとのことでP-DASH-GARDENに辿り着いた。

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この写真は朝撮ったもので、着いた頃はもう5時を過ぎて結構暗くなっていた。

 それでもなんとか辿りつけてほっとしたが、こんなところに泊まって大丈夫かなと、かなり心配になった。

 ここで、2日宿泊するのである。 
 部屋に案内されたが、1泊1800円素泊まりの部屋にしては随分増しだと感じた。

 ただ、従業員が1人ないし2人で、驚いたことには30くらいの男が赤ん坊を背負って出迎えてくれ、宿内に案内された。

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内部は結構綺麗で、バーもあり大型のテレビも置いてあった。

 食事やお酒はここで楽しむ事になる。

 案内されたシングルルームも思っていたよりずっと印象がよく、テレビもラジオももちろんバスやトイレも無いけれど、2日間で3600円で過ごすには安すぎるのではないかと感じたほど。

 部屋には不似合いの大きな縦長の姿見鏡が置いてあり、机までもがあった。

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がらくたを掻き集めて作ったような外観の割には、中はけっこうしっかりしているというかまあまあいけるというか、印象度がアップした。

 新潟を出発してから3日目、今朝出発した小樽から東川町のここまで一日で走行した距離は316.2km、本来の目的である石狩川の遡上が始まった。

 石狩川の全長は268km、ここから源流地までは100km程、もうここは中間地点を過ぎている。


 今日と明日は風呂無しで、明日は源流地へのアタックとなる。


 ここの今日の唯一のメニューである890円のカレーハンバーグ(かなり辛く、シナモンの強烈なにおいが鼻につくほどだった。)を食堂で食べ終えると、早速明日の源流地に向けての行程を考えるため、大雪山山系の地図をベッドに広げた。


 明日は朝5時に、ここを出発する。
(ここのホームページに管理人を誰か代わってくれないかというプログが出ていた。儲からないし重労働なのだ という。誰かやってみません?)

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