奈良大和路散歩(2016年の旅) その42 桜井市の日光を堪能

拝殿の後ろが本殿となっているが、ここには藤原鎌足公が祀られている。


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本殿は三間社隅木入春日造の絢爛豪華な様式で、社殿全体は極彩色模様や龍花鳥などの彫刻によって装飾されている。

ここは日光東照宮造営のお手本になったと言われていて、桜井市の日光という呼び名は名実備わってのことだったようである。


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右の拝殿と左の本殿の間は中庭のような空間となっていて、庭の奥には東宝庫が、庭の手前には楼門が設置されている。


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中庭から一際鮮やかな楼門を見ているが、今度は左が拝殿となっている。

日光の贅沢の、確かに元となっているような豪華絢爛な空間がここには広がっていた。


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談山神社を去る前に、もう一度鮮やかな新緑の中に浮き出た十三重塔を見た。

鮮やかな朱色で塗られた派手な伽藍が、今が旬の新緑と絶妙なハーモニーを成し、たぶんこの神社は今が一番美しいのではないかと確信した。

今日の日程を一通り終え、午後2時28分談山神社発の桜井市のコミュニティバスに乗り、午後2時52分に桜井駅南口に到着した。

聖林寺を抜いたので、計画より1時間も早く今日の日程を終え、午後4時前には天理市にあるホテル北大路にたどり着いた。

早めに風呂に入りしばらく休んだ後、コンビニで買った上生寿司(700円程度だった。)とサッポロ黒生(350ml入り缶ビール)2本で夕食となった。


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 翌朝は、まだ雑然としたままの部屋で、これもコンビニで買った柿の葉寿司で済ませた。


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柿の葉で包んだ鯖の押し寿司である。

そして今日5月23日(月)の旅は電車で吉野まで行き、吉野朝をのんびり歩く旅である。

ホテル北大路は今夜の宿ではないので、しっかりと荷造りをして出発の準備をした後NHKの朝ドラを見て、それから部屋の掃除や忘れ物の点検なども最後にやって、重いリュックを背負って天理駅に向かった。

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