モルドバは古代ダキア人とローマ人の混血児ルーマニアと同じ民族の国
モルドバは古代ダキア人とローマ人の混血児ルーマニアと同じ民族の国
モルドバはお菓子の柿の種のような形の国である。
歴史的にこの地域を見ると、古代からモルドバ平原にはダキア人が住んでいた。
その後やってきたローマ人入植者も加わり、この地帯独自の文化が形成されていった。
271年のローマ軍撤退後は、ヨーロッパとアジアを繋ぐという戦略上重要な位置にあるため、キエフのルーシやアジアからモンゴルなど様々な侵略者がこの地を占領した。
国土は肥沃な国土で覆われており、国境はほぼドニエストル川(ドニエストル共和国との国境)を東端としプルト川(ルーマニアとの国境)を西端とする。
最もドニエストル共和国(黄色で塗られた部分)は正式な国ではない。
ソ連時代に移住してきたスラブ系住民が独立を主張する国で、事実上モルドバと紛争状態にある独立運動中の国。
モルドバという名前はダキア語のmolta(多い)dava(砦)に由来する。
モルドバの民族だが、モルドバ人(ルーマニア人)(約78.2%)、ウクライナ人(8.4%)、ロシア人(5.8%)、ガガウズ人(4.4%)、ブルガリア人(1.9%)の順となる。
民族的、歴史的にもルーマニアと極めて近い存在の国で、近代史の中ではロシア領土になったりルーマニア領土になったりを繰り返してきた。
ソ連崩壊以降は、ルーマニア化が進み、将来的にはルーマニアとの合併が計画されている。
民族実態はルーマニア、その内部にスラブ系のドニエストル共和国を抱えている国がモルドバである。
民族を最優先とすれば、モルドバはルーマニアと合併し、ドニエストル共和国はお隣のウクライナ共和国とでも合併した方が得策となるのだが。
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