2018年6月23日 「神の意に沿う6月」の釣りⅢ 大石集落裏を釣る その3 「胎内の釣り師」
釣りを終えて時間を見ると、午前11時半になっていた。
今日はいつものコースをやめて、ほんの少し贅沢をすることにした。
朝と同じ道を戻って、黒俣集落で道を左折すると、胎内スキー場のある胎内リゾートへの道を走った。
この橋の両側に面白いモニュメントが設置されていた。
車を停めて近寄って見ると、猿の親子の石像である。
この辺りも朝通って遭遇した区域と同じで、濃厚な野生猿の生息区域なのである。
濃厚な野生猿の生息区域を通って、お昼前にはこの「ロイヤル胎内パークホテル」に到着した。
このホテルの外観はしばしばヨーロッパの古城に例えられ、まるで異国に来たかのような錯覚を覚え、どこから見ても絵になる建物である。
「造るなら本物」という理念のもとに、「5つ星の贅沢」をコンセプトに、このホテルは誕生したという。
大理石をふんだんに使用したロビーや、洋館を思わせるステンドグラス、質の高い家具・調度品によるラグジュアリー感は、他のホテルの追随を許さない。
もちろんエレベーターで行く2階にある風呂も豪華である。
受付で800円払って、さっそく風呂に入った。
この温泉の一番の売りは、風呂に入るとすぐにぬるっとするほどの美肌効果で、つまりはここの湯は、濃厚な高ナトリウム泉質なのである。
しかし釣り師には今更美肌効果も必要ないので、二番目の売りとなっている室内風呂からすぐに行ける展望露天風呂に向かった。
ここからの眺めは最高である。
眼下には胎内川の清流が流れ、この辺りの森も一見ヨーロッパ風である。
そして方向を転じると、胎内スキー場ゲレンデの夏の姿がそこにあった。
右側のゲレンデが中央ゲレンデ、左側のゲレンデがあの「プロスキーヤー三浦雄一郎」が絶賛した全長1100mの第三ゲレンデである。
釣り師は、このスキー場に「スキー場自慢のジンギスカン定食」を食べるのを主な目的に、冬季間に2~3回程訪れている。
ここ30年間程このスキー場でレーサー気取りで滑っているが、そういえば転んだという記憶が全くなく、それが釣り師の自慢話の一つになっている!(^^)!。
展望露天風呂の絶景を堪能した後は、今日の昼食である。
今日はホテルの敷地内にある「みゆき庵」で食べることにした。
注文したのは「ざるそば」で、本当は天ざるを食べたかったが、温泉で贅沢したので食事は押さえた。
ここの客はほとんど1300円~1500円程度の品を食べていた。
この「ざるそば」はまことにおいしそうだが、値段は800円である。
見た目通りシンプルな、ただの「ざるそば」だが、薬味などの配膳に工夫があり、とても冷たくておいしい蕎麦だった。
今日はいつもと違って、夏のスキー街道を走った「幸せな釣り師」の話である。
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