思い出の中の川 第7回 海府(笹川流れ)の小渓流 NO1
第7回は海府(笹川流れ)の小渓流である。
平成21(2009)年から平成25(2013)年までの5年間、5月の連休の間に1泊2日の日程で、海府(笹川流れの)の小渓流へ釣りに出かけていた。
この時期はゆきしろが出て、どこの川も増水して釣りにならない。
それで、山菜採りを兼ねて、海府(笹川流れ)の小渓流に釣りに行っていた。
宿泊したのは勝木の山北ゆり花温泉・交流の館「八幡」が3度で3泊、府屋の(民宿長平)が1度で1泊、勝木の旅館長浜屋が1度で1泊である。
この3度で3泊利用した交流の館「八幡」は、体験交流の拠点施設として1996年に廃校になった旧山北町南中学校の校舎や体育館を利用して、2001年4月に「ふるさと体験の宿 交流の館 八幡(はちまん)」としてオープンした施設である。
技術室は温泉に、教室は客室に、職員室は食堂になった。
学校名が書かれてあった玄関上の外壁は、東京芸術大学の学生らに依頼して製作した「旧山北町をイメージ表現した壁画」で飾ってあった。
ここは元教室の客室で、1泊3000円ちょっとで泊まれたと記憶にある。
学校の面影はあまり残ってないが、よくOB・OGの方がやってきては懐かしそうに廊下をゆっくり眺めていくという。
それではさっそく、海府(笹川流れ)の小渓流での釣りを開始する。
葡萄山やこのあたりでは最も高い新保岳(標高852m)から流れ出た小渓流の数は、この地図を数えただけでも13本もある。
もうすっかり記憶にないが、平成21(2009)年から平成25(2013)年までの5年間、5月の連休の1日だけ、この小渓流に通い続けた。
写真等により手元に残っている記録を見ながら、今はすっかり思い出の奥深くに隠れてしまった川を再釣行していく。
写真資料等が残っている一番南に位置する境川から釣っていく。
この川を釣り上っていく。
50m程釣り上った場所であるが、ここの前に15cm程の岩魚を1匹、ここで12cm程の山女を1匹釣った。
もう少し釣り上ると、山菜を採っている75歳くらいの元気なお年寄りがいた。
山菜採りのお年寄りと出会った場所から50m程歩くと、境川で一番期待していた堰堤がある。
以前はかなりの大きさの山女に出会ったこともある期待のポイントだが、この日はここから1匹も出なかった。
この堰堤を越えてさらに境川の上流に釣り上ったが、この日の境川は全く渓流魚の姿がなく、山菜取りの年寄りに再び出会っただけだった。
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