金沢紀行 その5 「ひがし茶屋街」にて
今、「鏡花のみち」を歩いている。
梅ノ橋上から浅野川に架かる天神橋方向の風景を臨んでいるが、左手方向の丘陵地が卯辰山である。
「ひがし茶屋街」は観光客で賑わっていた。
昼食場所をまず探したが、適当な場所がなかなか無くて、たまたま見つけた「金沢しつらえ」という店に飛び込んだ。
ここの2階の茶房やなぎ庵で、950円の三色盛麺を注文した。
なかなか素敵な店のせいか中は込み合っていて、大分待たされてからこんな具合に盛られたうどんが出てきた。
上から見るとこんな感じで、竹炭を練りこんだ真っ黒なうどん、香り高いほうじ茶うどん、抹茶うどんの三種盛りで豪華な品である。
とても美味しくいただいた。
ところで、この店は石川を代表する伝統工芸である金箔の会社である「箔一」の傘下にあるので、ここでは金沢の伝統工芸品を鑑賞することができる。
ここは漆の間で、文字通り石川県の漆製品を展示している。
ここは2階をつなぐ金箔の吊り橋で、ガラスの床材に金箔を敷き詰め、つり橋の両側もガラスとなっている。
ここは金箔のテーブルと金箔の椅子がセットされた部屋である。
絢爛豪華という言葉は、「金沢しつらえ」のためにあるようなものである。
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