石狩川への旅 その19 旭山動物園にて

 9月22日(水)午前9時、P-DASH-GARDENをチェックアウトし、車で10分ほどの距離に位置する旭山動物園へ向かった。

 旭山動物園は北海道一というよりも日本一有名な動物園で、西田敏行主演で映画化もされている先進的な動物園である。

 
 混み方が半端でないということで、正門、東門の他に西門も設置され、この西門が人気のあざらし館やほっきょく熊館に直行できる門として観光案内所に紹介されていた。

 
 ただ宿舎のマスターが、1000円の駐車料金を出してまで西門に留めることはない、東門に行けば駐車料金はタダだと教えてくれた。


 知らない観光客はみんな騙されて1000円の駐車料金を払い、西門から入っていくのだという。

 
 そんなに急がなくても、旭山動物園はそんなに広くないし、二時間位で見れるとのことを聞いていたので、僕も東門から入る事にした。

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 案の定、開門の9時半前には長い行列が出来ていて、800円の入場料を払って、東門近くのくもざる・かぴばら館てなが猿館おらんうーたん館あたりから見始めた。


 動物への興味だが、アラスカ在住の探険家故星野道夫の著書に影響されたせいか、カリブー(となかい)グリズリー(巨大灰色熊)ムース(ヘラジカ)オオカミホッキョクグマなどに特に関心が高いが、このうち旭山動物園に居るのは、オオカミとホッキョクグマだけで、その二つだけはぜひ見たいと思っていた。

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 これがオオカミの森で飼われている、アラスカやカナダに生育している森林オオカミという種類「オオカミ君(♂)辺り一面に強く野生を発散させている。

 
 デジカメ越しだが、まともに眼と眼が合ってしまい、その迫力に圧倒された。


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 これが旭山動物園一の人気スター「ホッキョククマ君」あまりの人気ぶりに館内の行列が凄くて、見物客の頭越しにデジのシャッターを切ったが、遠目での撮影にしかならなかった。


 それで、観客同士の入れ替わりの瞬間を狙って、観客と観客の隙間から撮影したホッキョククマ君がこれ。


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 とうとう前を向いてもらえなかったが、その堂々としたお尻の迫力に圧倒された。
 
 
 ホッキョクグマは北の海で生きているアザラシなどの小動物を常食する。

 
 可愛い感じがするが、北極圏の生き物達の食物連鎖の頂点に君臨する猛獣である。

 
 この二種類の北極圏地方に生息する生き物に比べると、北海道に生息する羆の迫力や存在感は一段落ちるような気がした。


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 これが猛獣館で生きていた本物の羆(ヒグマ)であるが、その眼はどこか悲しそうで、タヌキの親分程度の存在感しか感じなかった。
 

 ひょっとしたらこの羆(ヒグマ)は長い間人に飼われていて、野生の臭いをとうの昔に無くしてしまったのかもしれない。

 
 この他にも、足早に動物達を見て回ったが、特に印象に残る生き物には出会わなかった。


 けっこう期待していたが、それほどのことも無く、二時間も居ないで、旭山動物園を後にした。
  

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