津軽街道をゆく(2013年の旅) その12 いか焼き村、千畳敷そして鰺ヶ沢へ

深浦を過ぎ、五能線沿いを道なりに、国道101号線を北上していく。
しばらく行くと、道の駅ふかうら「風合瀬(かそせ)いか焼き村」という名称の道の駅があったので、そこで小休止した。

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 ここは東北でちょうど100番目に誕生した道の駅で、名物の生干しイカや新鮮な魚、さざえ、地元で取れた新鮮野菜や浜の「かっちゃ」が作る海産物加工品などを販売している。
ここで、名物のいか焼きを300円で買った。

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 このいか焼きは美味しかったが、何ぶん量が多すぎて、とても1回で食べられるシロものではなかった。
難解地名の風合瀬(かそせ)にある道の駅で、ぶらぶら歩いていか焼き村の各店を冷やかした後、また国道を北上した。

そして、名勝「千畳敷」に到着である。

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 千畳敷は1792年(寛政4年)の地震で隆起したと伝えられる海岸段丘面で、物珍しがった津軽藩の殿様が、そこに千畳畳を敷かせ大宴会を開いたとされていることからこの名が付けられた。
藩政時代には殿様専用の避暑地で、庶民は近づけなかったとか。

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 この千畳敷はまた海釣りの格好のポイントでもあるようで、この日は数十人の釣り人で賑わっていた。
千畳敷でしばらく遊んで、また北上である。

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やがて、今まで白神山地に隠れていた津軽の名峰「岩木山」が、初めて顔を出した。
ようやく、今夜の宿である鰺ヶ沢に到着した。

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