歴史・地理雑学 トルコ民族が中央アジアに残した言語そしてカラ(kara)

 トルコ民族はアルタイ山脈(モンゴル)の麓からアナトリア(トルコ)まで6000kmの大移動をした民族。


 その移動の中で、そのまま中央アジアに住み着き、トルコ系の地名を多数残していった。



 チェルク語での意味


 アルタイ=金


 天山南路の分岐点にあるトルファン=町


 カザフスタンの旧都アルマアタ=りんごの村


 キジルクム=赤い砂地


 カラクム=黒い砂地


 カザフ=放浪者の民


 ウラル=帯



 そして、この地域に特有の地理用語が今だに存在する。


 黒いを意味するカラ(kara)はその代表例



 カラを使用したチェルク語系言語


 カラコルム=黒い小石


 タクラマカン=ター(漢語で大きい)+カラ(チェルク語で黒い)+マン  ハン(モンゴル語で砂漠)の合成語


 カラマイ=黒い油、つまり石油


 カラバフ=黒い森




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