韓のくにの旅 その7  「本水原カルビ」で本格焼肉料理の夕食!!

 今日の宿舎は、水原から1時間ほどのところにある龍仁ハンファ・リゾート、水原からいったん宿舎に入り、午後5時半ホテルフロント集合で今日の夕食の場所となる水原の韓国100選レストラン「本水原(ポンスウォン)カルビ」に向かった。

 市内中心部の八達区を中心に水原カルビの有名店が並んでいるが、本水原(ポンスウォン)カルビもその一つで、創業35年の老舗レストランである。

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 「水原カルビ」は1960年代、水原の永東市場にあった「ファチュノッ」というへジャングッ(酔い覚ましスープ)屋さんが開発した炭焼きの味付けカルビがその始まりだとか。

 当時へジャングッにカルビをのせた新メニューを出したら大好評で、さらにそのカルビに味付けをして炭焼きで食べたらおいしいんじゃないかと味付け(ヤンニョム)カルビを出したところ、さらに人気となった。

この味付け(ヤンニョム)カルビは水原(スウォン)の名物で、わざわざソウルからこのカルビを食べに水原に足を運ぶ人がいるほど有名。

このスウォンカルビの特徴は、骨付き肉1つの大きさが普通の2~3倍ほどあること。そしてやっぱり決め技はヤンニョム(味付け)で、醤油を使わず塩ベースの味付けが、この水原カルビの人気の秘密となっている。

 本水原(ポンスウォン)カルビに入ると、その広さと客の多さに驚かされた。

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 座席数はなんと750席もあり、インテリアもモダンな雰囲気。
席に座るとスタッフがやって来て、手際よく小皿を並べる。

 千枚漬、白キムチ、三つ葉の和え物、茄子と野菜の和え物、チャプチェ、ニンニクの醤油漬け、キュウリの酢漬け、大きなボール入りのヨルムキムチ(1人1つずつ)、野菜サラダ、サンチュ、そしてナビもお気に入りのヤンニョムケジャン(ワタリガニのコチュジャン漬け)とカボチャの煮付けなどの小皿があっという間に並んだ。

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 スタッフが持って来た肉を適当に炭焼きの網の上に並べて焼く。

 ある程度焼けたところで、スタッフの女性がお肉を切りに来てくれる。肉は調理用ハサミで切り、食べやすいサイズにカット。
ニンニクとコチジャン味噌を付け、サンチュに巻いていただく。この後、ビールも頼んだ。

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  ハイトビールが出てきた。

 ハイトビール
は現在のサッポロビールとアサヒビールの前身である大日本麦酒が、主に朝鮮市場向けのビールを製造するために、地元資本と折半で、日本統治下の1933年に朝鮮麦酒株式会社を設立、朝鮮麦酒は後にハイトビールと社名を変更した。

 大韓民国のビール製造は、概ね東洋麦酒(OBビール)と朝鮮麦酒(ハイトビール)の2社体制で行われている。
朝鮮麦酒はハイト(Hite)を発売するまで、OBビールに大韓民国国内におけるシェアで大きく負けていた。1993年に、「地下150m天然岩盤水で作ったビール」を売り文句にハイト(Hite)という名称のビールを発売したことで状況が一変した。これによって大韓民国国内におけるシェアを逆転し、一躍国内第1位のビールメーカーになった。

 その後、1998年には社名もハイトビールと変更した。

 現在もハイトビールは国内シェア1位をキープしている。なおハイトビールは、近年日本などへもビールを輸出している。

 ハイトビールを飲みながらの水原カルビ満喫の夕食、肉は僕には少々甘く感じられたが、それでも炭火での本格焼肉料理なので美味しくいただいた。

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 この後冷麺が出たが、氷を入れて冷やしていたので尚の事きめ細やかな味となり、これも美味しくいただいた。

 最後にデザートとして出てきた冷たいシッケ(お米のジュース)をいただいて、本水原(ポンスウォン)カルビを出た。

 今日の最後の観光は世界遺産水原華城のライトアップされた幻想的な風景、僕的にはカルビや冷麺で大満足となっていたので、最後の観光はどうでも良かったのだが、阪急交通社さんの意地で、再度の水原華城行きとなった。

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 蒼龍門(チャンロンムン;北門)の夜景はそれなりに美しくはあった。

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