金沢紀行 その9 「武家屋敷跡野村家」に到着
西茶屋街を出てバスに乗り、金沢一の繁華街である香林坊でバスを降りた。
この辺りは背の高いビルが林立するあか抜けた街である。
ここを赤→のように歩いて長町武家屋敷に向かうのだが、その前にせせらぎ通り商店街の洋食屋で昼食とした。
洋食屋の名前は「RYO」と言う。
食べたのはこの焼肉定食で、焼肉もサラダもみそ汁も漬物も美味しく、しっかりと完食した。
昼食後、6~7分歩いて長町武家屋敷群の中心となる「武家屋敷跡野村家」に到着した。
ここは長町で唯一の一般公開されている武家屋敷跡である。
さっそく玄関から邸内に入った。
野村家は加賀藩で代々奉行職を歴任してきた家で、加賀藩士屋敷らしい格式を重んじた当時の様式がしっかり残っている。
加賀藩のお抱え絵師、狩野派の画人・佐々木泉景による山水画をほどこした襖や、総檜造りの格天井、ギヤマン入りの障子戸などで造られた、文化財的な評価の高い屋敷である。
ここは謁見の間である。
庭もなかなか見事である。
野村家の庭園は樹齢400年の山桃や椎の古木や六尺に及ぶ大雪見灯篭、さくらみかげ石の大架け橋などが絶妙なバランスで配置されている。
池には錦鯉も泳いでいて、屋敷と庭園が見事に調和した造りを見せていた。
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