韓の国の旅 その24 海印寺の美しい参道風景を歩く
広大な伽揶山南麓に広がる海印寺、その山道を歩き気持ちよさは、この旅随一のものだった。横断幕のハングル文字は何を書いているのか丸で見当もつかない。
儒教の優等生として育った国にしては、同じ漢字圏の国への気配りが足りないとも思ったが、このハングル文字のため漢字国の日本人から見ると、一段と韓国は近くて遠い異国情緒満載の国となるようである。右側の石塔はすべて有名なお坊さんの墓だと説明があった。
海印寺の入口に航空写真で撮った寺の配置写真があった。僕らはこれから写真中央左手に配置されている大寂光殿などの建物を見学するが、その前に、周ガイドから海印寺についての簡単な説明がされた。
内容としては「法宝寺刹」とも呼ばれるこの寺が、「仏宝寺刹」である通度寺、そして「憎宝寺刹」の松広寺とともに韓国三宝寺刹の一つとなっているということ。
午前中に見た慶州の仏国寺の格が海印寺クラスより一段下にランクされていること。また、海印寺は八万大蔵経(国宝32号)と蔵経板殿(国宝52号)を始め、15点の宝物と200点余りの私宝など数多くの文化財と遺跡を所有していることから、1995年12月には世界文化遺産に指定されたことなどだった。
美しい参道風景に目を奪われながら、「伽揶山海印寺」と書かれた一柱門の前に来た。両側に色んな旗が並んで賑やか。仏の世界がますます近づいてくる。

青まる①の位置が一柱門、ここを通り抜け、鳳凰門、解脱門を進むと広大な中壇へ入る。
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