旅人かへらずから〜西脇順三郎 旅人かへらず 青春の時代と呼べる頃は、西脇順三郎の詩が全く理解できなかった。 僕には、彼の詩を理解できる日は来ないだろうと確信していた。 還暦を過ぎた今、彼の詩を普通に感じている自分に少し驚いている。 まあ、月並みに言えば、「年寄り」になったということなのかと思っている。 この詩は全168節から出来て… コメント:0 2025年01月02日 続きを読むread more
チリの国民的詩人 パブロ・ネルーダの詩「ぶどう酒」 ネルーダ・ぶどう酒 1971年にノーベル文学賞を受賞したチリの国民的詩人であり 反ファシスト活動家でもあったパブロ・ネルーダ 彼の詩集の中に「ぶどう酒」という詩がある。 それは大地の恵みを皆で飲み、そして歌おうという、祖国や民衆に思いを馳せた高らかな叫びの詩。 彼は外交官、政治家でしたが、大衆のために働く… コメント:0 2024年11月14日 続きを読むread more
丸山薫の詩 「釣り師」のオフシーズンの楽しみと言えば読書となる。 そんな生活の中で、丸山薫のこんな詩を見つけた。 「 釣り師」の心に沁みます!!! 狼群 狼の群が旅人を追っていた 日没になると かれらは 野営の焚火(たきび)をとりまいて迫った 旅人は薪(まき)を投げ… コメント:0 2024年10月24日 続きを読むread more