"旅の詩"の記事一覧

香炉峰の雪(例の清少納言の・・・) 白居易

日高睡足猶慵起 小閣重衾不怕寒 遺愛寺鐘欹枕聽 香爐峰雪撥簾看 匡廬便是逃名地 司馬仍爲送老官 心泰身寧是歸處 故郷何獨在長安 (読み) 日高く睡り足るも、なお起くるにものうし 小閣にしとねを重ねて寒さをおそれず 遺愛寺の鐘は枕をそばだてて聴き 香爐峰の雪は簾をかかげてみる 匡廬(きょうろ)はすなわちこれ名を逃るる…
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ガルシア・ロルカの『ジプシー歌集』から夢遊病者のロマンセ

ラテンアメリカは大航海時代のスペイン、ポルトガルに発見され植民地化されて今日に至っているので、良かれ悪しかれ、この両国の影響を今でも引きずっている国々がほとんどである。この両国の好みがラテンアメリカ人気質にも反映して、ロルカはラテンアメリカ人には人気のある詩人である。彼は、多芸の人で音楽家、ピアニスト、画家等も兼務し、その才能を発揮した…
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千曲川旅情の歌      島 崎 藤 村

    一小諸なる古城のほとり 雲白く遊子(いうし)悲しむ緑なす繁蔞(はこべ)は萌えず若草も藉くによしなししろがねの衾(ふすま)の岡邊日に溶けて淡雪流るあたゝかき光はあれど野に滿つる香(かをり)も知らず淺くのみ春は霞みて麥の色わづかに靑し旅人の群はいくつか畠中の道を急ぎぬ暮れ行けば淺間も見えず歌哀し佐久の草笛千曲川いざよふ波の岸近き宿に…
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