"奈良散歩(2019年の旅)"の記事一覧

奈良散歩 その65 法隆寺金堂 Ⅰ

 法隆寺で一番古い飛鳥時代建築となる西院伽藍内の金堂、五重塔、中門、回廊をさっと回って、次に金堂に入った。 法隆寺は607年に創建された寺院だが、日本書紀によると670年に火災によって焼失しており、現存する建物は再建されたものであるといわれている。 しかし再建された建物といってもその建築様式などから、金堂は実質的に世界で一番古い木造建築…
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奈良散歩 その64 法隆寺金堂と五重塔

 中門から西院伽藍に入っていくが、左側には五重塔が見えている。 右側にある金堂は、ここからでは全く見えない。 左右両側に松の緑を配した中門は二層の造りになっていて、大きく貼り出した瓦屋根が目を引き、これは門というよりもむしろ楼閣である。 中門の柱に注目すると、ギリシャから中国に伝来し、遥か日本へ辿り着いたエンタシスの柱が、ここにも使われ…
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奈良散歩 その63 聖徳太子

 法隆寺のある斑鳩の地は、生駒山地の南端近くに位置し、大和川を通じて大和国と河内国とを結ぶ交通の要衝であった。 付近には藤ノ木古墳を始めとする多くの古墳や古墳時代の遺跡が存在し、この地が古くから一つの文化圏を形成していたことをうかがわせる。 日本書紀によれば、聖徳太子(用明天皇の皇子の厩戸皇子)は601年、飛鳥からこの地に移ることを決意…
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