"韓のくにの旅(2012年の旅)"の記事一覧

韓のくにの旅 韓の国の旅その21 「韓のくに紀行」のもう一人の重要な主人公、鬼室集斯

 もう一人の重要な「韓のくに紀行」の主人公が、鬼室集斯(きしつしゅうし)。  こちらは沙也可とは逆で、日本の古代史上重要な白村江の戦いで敗残し、日本に亡命した百済人である。  白村江の戦い(はくすきのえのたたかい、はくそんこうのたたかい)とは、663年(天智2年)8月に朝鮮半島の白村江(現在の錦江河口付近)で行われた、倭国・百済遺民の連…
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韓のくにの旅 韓の国の旅その20 司馬遼太郎「韓のくに紀行」の最も重要な登場人物沙也可のこと

 司馬遼太郎の「韓のくに紀行」での目的は、「日本とか朝鮮とかいった国名もなかったほど古い頃、お互いに大声でしゃべりあえば通じた、お互いに一つだと思っていた大昔の頃の気分を、韓国の農村などに行って味わいたい。」ということだった。  そういう気分を少しでも味わいたいなら、街中が史跡と化している慶州の街を、1日でもいいから計画もなしにのんびり…
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韓の国の旅その19 「極楽浄土」を現世に具現した「仏国寺」見学

 次は石窟庵と合わせて世界遺産として登録されている仏国寺の見学。  仏国寺の創建年度には諸説があるが、「三国遺事」という史料によると、西暦751年に統一新羅の時の宰相、金大城(キム・デソン)が現世の両親のために建立したという記録が残っている。  仏国寺には新羅仏教芸術の傑作と称えられる7つもの国宝が現存。1995年にユネスコ世界遺産に登…
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