"直江兼続の旅"の記事一覧

直江兼続の旅 その10 「安吾の散歩道」を歩き始める

 大棟山美術博物館館には30分も居ず、午後0時40分にはここを出た。  後を振り返ると、村山家が造り酒屋だった頃の名残りの巨大な煙突が、まるで僕を見送ってくれるかのように、時の流れの中にも風化されずに悠然と立っていた。  これから散歩好きの坂口安吾が通った村山家から出発して、兎口、湯峠を経て湯本、湯山と歩いて再び村山家に戻ってく…
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直江兼続の旅 その9 「坂口安吾の部屋」

 玄関を出て、これから大棟山美術博物館館内を見ていく。  この2階へ続く階段の下が、箪笥のように収納できるスペースとなっている。  まず1階にある村山家や坂口安吾が収集した書籍類を展示した資料室を見た。  この書棚は村山家の書棚のようで、松之山町史と書かれた厚い書籍がが置かれていて、書棚の上には村山家の先代の方々と思わ…
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直江兼続の旅 その8 大棟山美術博物館の玄関にて

 今、大棟山美術博物館の玄関にいる。  現在「大棟山美術博物館」としてその歴史を保つ村山家の始まりは、今から800年前にまでさかのぼる。 1200年代に佐渡の村山村から移住した人物が村山家の始まりと言われ、1400年代には松之山の名主職となった。  同年代半ばに、この地で頻発する地滑りによって現在の場所に移った。  1600年…
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