中国編25 天壇に上がり、そこに入る 天壇は皇帝が天を祀る場所であるが、北京にはこの他、地の神を祀る地壇、太陽神を祀る日壇、月の神を祀る月壇があり、それぞれ今は公園となって大勢の市民の憩いの場となっている。 紫禁城を囲んで、南に天壇、北に地壇、東に日壇、西に月壇の配置である。 明清の皇帝達は、季節毎の祭儀に、それぞれの神に動物の生け贄(イケニエ)などを捧げ、人々を支配… コメント:0 2024年05月25日 続きを読むread more
中国編24 天壇(天を皇帝が祀る場)へ・・・ 天壇は故宮の南に造られている。 「天壇へ行くには、出来れば晴天の朝がよい。 人が少なくて印象が鮮明だからである。」 と「北京‐都市の記憶」;岩波新書に書いたのは東アジア地域史専攻の作家「春名徹」氏である。 今回の旅で、僕はこの「北京‐都市の記憶」と、司馬遼太郎、陳舜臣、金達寿の共著「歴史の交差路にて」を教科書と参考書として持… コメント:0 2024年05月18日 続きを読むread more
中国編23 周恩来と田中角栄の歓談の場へ出陣 これから僕らが向かうところは、日中の共同声明が行われた場所。 金妙珍は熱狂的な田中角栄ファンなので、ここへ案内しないことには自分のガイドとしてのプライドが無くなると考えていたのだろう。 日本と中国は、日清戦争後不幸な歴史を持ったが、また再びこの共同声明以降、お互いの手を取り合い、現代史の中を進んで行くことになる。 ホテルの入り口… コメント:0 2024年05月11日 続きを読むread more