九州散歩Ⅰ その33 松浦史料博物館 「お部屋の坂」をのぼって歩いているが、土地ではこの坂をのぼりつめたところにある建物を「御館」と呼んでいる。 領主の領主の屋敷を御殿などと呼ばず、タテとかタチとか呼ぶ風習は源平時代から続く実に古風な呼び方である。 江戸時代初期より松浦家は「御館」と呼ばれる建物をこの場所に置き、戦後の1955年(昭和30年)に当時の松浦家当主陞よ… コメント:0 2024年08月05日 続きを読むread more
九州散歩Ⅰ その32 オランダ塀 下の図は、オランダ商館跡の鳥瞰図である。 Cが、今まで説明して来たオランダ埠頭である。 すぐ近くのDは、常灯の鼻石垣である。 1616年、1618年、1639年の埋立てに伴う護岸として建造されていて、1610年代に築造された石垣の多くは、その後さらに海側が埋立てられたため、発掘調査により地中に埋設していることが… コメント:0 2024年07月29日 続きを読むread more
九州散歩Ⅰ その31 「平戸オランダ商館」周辺 オランダ商館跡までは1.8kmの距離である。 車では4分ほどで到着できるが、電動自転車では10分以上かかった。 平戸のヨーロッパ諸国との交流開始は16世紀の半ばに遡る。 1550年(天文19年)にポルトガル船が初来航し、平戸港は南蛮貿易港として栄えていき、フランシスコ・ザビエルをはじめとするイエズス会宣教師によってキ… コメント:0 2024年07月22日 続きを読むread more